幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜
お話13.調理実習
恋は、宗介とカップルになったとはいえ、その実感がまだ薄かった。
それは2人が幼なじみで昔から付かず離れずなのと、宗介がカップルらしくいちゃいちゃするのをあまり好まないせいだった。
宗介は愛してるとか好きだとかあまり言わない代わりに、時々、大切にする、と口にした。
朝。
今日はたまたま宗介の方に用事があって、恋は宗介と一緒に登校しなかった。
制服に着替えた恋は、鞄を持って靴を履いて、行ってきますと玄関を出た。