幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜






 


 一方その頃、恋は。

 恋は狐の姿で、家に帰ろうかどうか迷いながら、家の近くのごみ捨て場をうろうろしていた。

 罪悪感はあったが、家出まですれば怒られないだろうという安心もある。

 代わりにもしこの事宗介が知っていたら、手痛いおしおきを食うかもしれなかったが、恋はその事は努めて考えないようにしていた。

 ゴミ捨て場には壊れた家電製品や古い自転車や使えなくなった家具が沢山捨てられていた。

 恋は、最悪今日は狐の姿でここで眠ろうと思った。



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