29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「俺はしらを切らないからね」

「まあ、確かに塾は数学がメインだよね。英語と国語だけでも雇ってくれる所もあるけど、需要は数学が圧倒的多数だからね」

「やっぱりそうですよね。私、数学が無理なんで、国立も受けられませんでした。本当に駄目なヤツなんです」

私大しか受けられず、学費の面で両親に迷惑をかけてしまったことは、今でもレイナにとって悔悟しかない。

「レイナって、関東女子大学だよね?法学部ある所は受けなかったの?」

「神楽坂大学を受けました。落ちましたが。浪人は親が許さなかったので、仕方なく女子大に行きました。受験料も馬鹿にならないので、二つしか受けなかったんです」

関東女子大学は桜木女子大学、豊島女子大学と並んで、都内三女子大学として称される名門だ。だが、昨今識者により指摘されているように、実学的な学部はなく、文学部を中心としたいわゆる典型的な女子大学である。

「そうか。神楽坂か。良かった、あんな所行かなくて。遊んでるヤツばっかりだからな。俺の友達もそうだったけど。あそこだったらレイナはとっくに変な男に捕まってた」
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