29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
都庁の先、新宿中央公園沿いにあるインターから高速に入った。

「野球部なんて厳しそうですごいです」

「惚れ直した?」

「さらっと何の引っ掛けですか?」

「手ごわいな、相変わらず」

平日の午後のため、首都高は流れが悪くなかった。順調に都心を抜け、京王線沿線の地域までやってきた。

「私なんてなんとなく誘われて英会話部に入りましたが、別に何も収穫なかったです。部活で得たものといえば、星雪歌劇団の知識ぐらいでしょうか」

「そんな昔から追っかけしてたの?」

「はい。英会話部の先輩のクラスで、星雪音楽学校に合格して中退した人がいたんです。それがきっかけで星雪に興味を持ちました」

そこからレイナは美しい星雪歌劇団の舞台に魅了された。きらびやかな衣裳を身に纏った団員の歌唱と舞踊は、日常の窮屈さから逃避させてくれる、唯一の薬となった。

「その先輩はとっくに退団してますけどね」

「厳しそうだもんね、あそこも。女性しかいないしね」

「アナウンサーのお姉さんは星雪の女優さんにお会いしたことあるかもしれませんね」
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