29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「テレビドラマでよくあるアレか」

「そうですね。でも、両親も姉もそれを受け取れませんって、突っ返しました。そして挙げ句の果てに、うちにこれ以上、関わらないでください、の一言です。お金に困ってるなら、その対応は、ないですよね。なんの矜持って感じで。綺麗事言ってる余裕なんてなかったわけですから。私は中学生でしたが、形式上、同席してましたが、見ていてなんて愚かなのだろうか、と感じましたね」

スカイツリーのカラフルなライトアップが眩しい。七色の点滅が助手席に座るレイナの頬を代わる代わる変色する。

「それさ、よくある日本人の法知識欠如による損亡ってやつだよね。法律相談が一般的じゃないからさ」

「おっしゃる通りです。その少し後に、偶然、テレビで大串綾子さんを拝見しました。大串さんが女性の権利について熱弁を振るっていらっしゃって、そこから私は法律に興味を持って、この道に入ろうと決めたんです」

「すごいな。ちゃんと念願叶って。俺なんかより、ずっと動機がしっかりしてて、偉いと思う」
< 145 / 254 >

この作品をシェア

pagetop