29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「たまたま立ち寄った新宿の百貨店の催事場で売ってたの。星雪のOGで月組娘役トップだった姫希真凛さんがデザインしたものなの」

「そうなんですね。でも高そう。ひょっとして彼氏からのプレゼントとかですか?」

ギクリとしたが、レイナは顔色を変えないように頑張った。

「違うよ。清水の舞台から飛び降りる覚悟で奮発しただけ」

また嘘をついてしまった。何度繰り返せばいいのか。

「さすが、先輩。デキる女は違いますね。ちょっと期待した私が馬鹿でした」

違う。貴女の勘は当たっている。しかも貴女が一番望まない相手からの贈り物だ。

美容室を後にし、二人はコンビニに向かった。飲み物と軽食を調達するためである。

酒類が並ぶ冷蔵ケースで華恵がビールを手に取って、レイナの持つカゴに入れていく。

「先輩はお酒は飲まないんでしたっけ?」

「うん。私は飲めないんだ」

「そしたらノンアルカクテルにしますか?」

「ううん。お茶でいいから。自分で選ぶよ」
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