29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「田森所長、気をつけなきゃダメですよ。年齢も年齢なんだし」
「そうだよね。頭痛い話だよね」
こういう会話はレイナはできない。あけすけに話せても嫌味に聞こえない華恵が、レイナは少し羨ましかった。
「お待たせしました。これ、どうぞ」
レイナの右手から、コンビニの袋が差し出された。
いつの間にか藤川がレイナの後ろに立っていた。
「わあ、藤川さん、スイーツ差し入れですか。こんなの初めてじゃないですか。ありがとうございます」
袋を受け取って華恵が喜んだ。レイナも同調して礼を述べた。
「さあさあ、皆さん。お揃いのことですし、座りましょうね」
田森は前の三席をレイナと華恵、藤川に勧めた。
「すいません。前にしていただいて」
後ろに座った田森と田森の妻にレイナはペコリと頭を下げた。
「いいの、いいの。我々はもうずっと前から見てるから、ここで十分」
腹に手を載せて田森は頷く。その隣で田森の妻も微笑みを絶やさない。