幼馴染のち恋模様

定食屋さんを出て駅まで楓華を送って行く。

「柚月さん、今日はありがとうございました。すごく温かいお店でしたね。私も常連になりそうです!」
「おじさんとおばさん喜ぶと思う。今度の記事のお店とは比較できそう?」

そう。今日の本来の目的はこっちだ。

「はい!すごく参考になりました!書けたらまた意見もらってもいいですか?」
「もちろん。頑張ろうね!」
「それから改めて、ご婚約おめでとうございます!お相手の方に伝えてください。次また柚月さんを泣かせたら、私の重い拳が飛んでいきます、って!」

私の周りにはこんなにも温かい人たちで溢れている。幸せ者だな、と噛み締めた。

「ありがとう。会社での事も、本当に楓華ちゃんには支えられてたんだよ。頼りない先輩だけど楓華ちゃんも何かあったら・・・ううん、何もなくても頼ってね。」
「私は今までもたくさん甘えちゃってますよ!だけど、そう言ってくださるなら、これからもとことん頼らせていただきます!」

霜月駅に着き、楓華と別れる。


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