ここで私は、明日の私を待つ
「俺の好きな人は、君と同じクラスの橋本さんだよ」


「は?」


アイツ、今なんて言った?


「佐々木って美樹のこと好きなの?」


「キモ」


佐々木に好かれていたなんて…。


気持ち悪すぎて言葉が出ない。


「じゃ、そういうことだから」


そう言って屋上から出ようとする佐々木を川崎が止めた。


「あ、あの!橋本さんはやめといた方がいいよ…」


それを聞いた佐々木は顔を真っ赤にして怒鳴った。


「お前、俺の好きな人を悪く言うんじゃねぇ!俺が誰を好きになろうがお前には関係ないだろーがクソ女!」


そう言って佐々木は屋上を出た。


予想外の展開に、私たちは目を丸くした。


しばらくして、川崎の泣き声が聞こえた。


そこでようやく我に返った私たちは、撮影停止ボタンを押した。


「こんなはずじゃなかったよね?」


「川崎が出てくれないとうちら帰れないじゃん」


「川崎って佐々木のこと好きなの?」


「絶対そうだよね」


私たちは川崎が屋上を出るまで、ヒソヒソとさっき見た出来事について話し合っていた。


そして、川崎が屋上を出て行って私たちも家に帰った。
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