腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「困ってます。可愛い過ぎて…」

「おお!惚気けるね。可愛い過ぎてか…。それは確かに困るね」

「ですよね!茜は無自覚なところがあって。それに何度、振り回されてきたことか…」

いやいや!それはこっちの台詞なんですが…。

「茜はそういうところあるよね。でも悪気はないから、許してあげてね」

よく分からないが、二人で勝手に盛り上がっていた。主に私の悪口で…。

「あの、そろそろ私も話に混ざりたいんですが…」

「えー…。どうしようかな。今、話が盛り上がってるからな」

「そうっすね。茜、悪いけど、暫くの間、静かに見守ってて。積もる話もあるし」

「そうね。積もる話をさせて頂戴」

それから、二人はノンストップで喋り続けた。本人が目の前にいるのに、本人不在の欠席裁判みたいになっていた。
そして、二人は話が尽きるまで話した。話が尽きる頃には、二人は意気投合していた。

「美咲くんと語れて楽しかったよ。今日はありがとう」

「いえいえ。こちらこそ。是非、またお会いしたいです」

私はそんな二人の姿を見て、とても幸せな気持ちになった。

「それじゃ、そろそろお暇するね…」

「そっか。今日は来てくれてありがとう。また近いうちに会おうね」

「そうだね。また会おうね。…茜、良い人を見つけたね。美咲くんと結婚できるといいね」

コソッと耳打ちで、そう言われた。私は姉による発言によって、ドキッとした。それにより、顔が一気に真っ赤になった。
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