腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした


           *


積もる話をたくさんし終えた後、絵里香とは解散することになった。
久しぶりに会えて楽しかった。相変わらず、私達は夢女子と腐女子という相容れない関係だが、こうして長く友達を続けている。
なんだかんだ絵里香とは、幼稚園からの長い付き合いだ。今後もこの縁が長く続くことを祈った。

「それじゃ、そろそろ…。また近いうちに遊ぼうね」

「もちろん。またね、絵里香」

そして、そのまま解散し、自宅へと帰宅した。

「茜、お帰り」

美咲くんが待っていてくれた。
美咲くんの顔を見て、いつもの日常に帰ってきたなと思った。

「ただいま。待っててくれてありがとう」

「いえいえ。どうだった?久しぶりに会った幼馴染みとの時間は…」

美咲くんに今日、絵里香と話した話の内容を全て話した。

「そっか。よかったな。本当に良い時間を過ごせたみたいで」

自分のことのように喜んでくれる美咲に、本当にこの人が彼氏でよかったと心の底からそう思った。

「うん。よかった。あのさ、美咲くんさえよかったら、今度、私の幼馴染みに会ってくれない?」

絵里香は男性が苦手だが、私の彼氏ともなればきっと会ってくれるであろう。
というか、絵里香も気になっているに違いない。

「いいよ。俺も茜の幼馴染みに会いたいから」

彼氏もいて。大切な友達もいて。毎日幸せだなと、改めてそう思ったのであった…。
< 710 / 810 >

この作品をシェア

pagetop