腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「分かりました。竹宮さんには早くお伝えします」

「これは余談ですが、BLは女性の先生が多いので、妊娠や出産に対する先生達への配慮はちゃんとしておりますのでご安心くださいね」

言われてみればそうだ。女性作家が多い。今までSNSで妊娠や出産報告をし、復帰している先生方もいる…。

「個人的な私の意見なんですが。妊娠中より出産後の方が編集部としては心配なんですよね。ちゃんと復帰できるか心配される先生方もいて。実際問題すぐに復帰は難しいですし、そのまま妊娠・出産を機に引退される先生もいらっしゃいます。私も無事に仕事復帰できるか復帰するまでずっと不安だったので、その気持ちがよく分かるんですよね…」

敢えて竹宮さんには黙っていたが、私も美咲くんに子供が欲しいと打ち明けられた時、心の中で同じことを思った。

普通の会社だって入れ替わりがあるが、漫画家は人気商売なので穴を開けるとすぐに人気が落ち、忘れ去れてしまう。
そうなったらすぐに新しい作家さんに入れ替わり、私の居場所はすぐに失われる。そう思えば思うほど穴を空ける怖さが先行してしまい、なかなか踏み出せずにいた。

女性は一度は考える道だ。仕事に安定なんてない。いつだって自分の居場所は簡単に失われる。その恐怖と闘いながら、人生の選択に迫られ、決断を下す。
今の私は背中を預けられるビジネスパートナーがいる。だから安心してこういった話ができるし、家庭も仕事もどちらも選択することができる。
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