腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「桜子さん、来てくれてありがとう。身体が大変な時に…」

実は私の妊娠が発覚した後、すぐに桜子さんも妊娠していたことが分かった。
同じタイミングで漫画の連載が決まったり。妊娠したり。仕事を休業したり。なんだか桜子さんとは不思議な縁を感じている。

「大丈夫だよ。先生にも少しくらいなら動いても大丈夫だって言われてるからさ」

それなら安心だ。人によって妊娠中の症状や生活の制限が違うため、桜子さんが動いても大丈夫とお医者さんに言われているのであれば問題なさそうだ。

「それなら良かった。桜子さんの子供が生まれたら、私が今度お家にお邪魔させてもらうね」

「もちろん。その時は家に遊びに来て」

桜子さんの子供が生まれるのを楽しみにしている。
そして生まれてきたら、我が子とお友達になってほしい。せっかく同い年の子供なので、子供達同士さえ良ければそうなってもらえると、母親としては嬉しい。

「あの…。初めまして。茜の友達の綾香です」

「私も茜の友達の美幸です。実は私も漫画家をしております」

双方にちゃんとお互い漫画家の友人がいると伝えているので、お互いに漫画家であることは既に知っている。

「は、初めまして…。お会いできて光栄です。綾香さん、美幸さん、よろしくお願いします」

初対面同士の挨拶を終えた後、また玄関のチャイムが鳴った。
次に我が家へやって来たのは…。
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