和霊
それから僕はその女性と一緒に飲むことにした。
女性はこの店の常連らしく、ここではつくねが特に美味いと教えてくれた。
僕は女性に勧められるまま、つくねを食べ、ビールで流し込んだ。なるほど。確かに美味しい。でも正直、女性に話しかけられる前に注文した、砂肝の方が美味しいと思った。
「もうすぐクリスマスですね。クリスマスの夜はチキンですか? ケーキですか?」
「両方だよ。強欲だからね」
「わ! いいですね~ 私も両方食べます」
「ケーキはどんなのにするの?」
「いちごのショートケーキです。いちご食べたら幸せな気分になるので」
「いちごのショートケーキ。いいね! 幸せになれるといいな」
「修二さんは、何を食べますか?」
「チキンとか、ピザとか、そんな感じかなー」
「ピザも! いいな! いいな!」
「クリスマスらしいといえばらしい。そんな夕食だね」