ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。
 
 「いよいよ、文化祭当日だ!」


 美亜は、胸を高鳴らせながら、朝の空を見上げた。


空はどこまでも青く、雲一つない、まさに文化祭日和だった。


クラスの演劇「ロミオとジュリエット」も、ついにこの日を迎えたのだ。



ジュリエット役の美亜は、舞台裏で、化粧をしながら、緊張と期待に胸を膨らませていた。

 
 「美亜ちゃん!今日のジュリエット、とっても綺麗だよ!まるで本物のカエル姫みたい!」



 「カエル姫...?明里、それ…褒めてるの?」


 
 「えへへ、もちろん!だって美亜ちゃんは、いつもキラキラしてるんだもん!」


 
 明里は、いつものようにふわふわとした笑顔で、美亜の頬を優しく撫でた。


そのつけまつ毛は、今日も元気に片方だけ垂れている。


美亜は、そんな明里の姿に思わず笑ってしまった。


生徒会室のドタバタな日常が、まるで昨日のことのように思い出される。



直人のナルシスト発言、弘美のゲームネタ、そして明里の天然ボケ。


それら全てが今の美亜にとっては、かけがえのない宝物だった。
 

 「さて、そろそろ出番だよ!」






 
 
< 98 / 115 >

この作品をシェア

pagetop