溺愛されるオッドアイ

「……許可?和椛に触るのに……なんで奏の許可がいるの?」

瑚白くん的には純粋な疑問なんだろうけど、カーテンから少しもれる月明かりだけで奏くんの形相がわかる。

「なんか言ったか、瑚白」
「だからなんで……んぐっ!」
「はいはーい、おとなしく寝ようぜ、な!」




──暗い中でさわいだ後、瑚白くんを部屋に連れていくため、なんとなく私が付きそっていった。
部屋の明かりをつけずに部屋に入り、瑚白くんがベッドへ入る。
すぐにリビングへ戻ろうとするも袖をつかまれた。

「……いつぶりかな」
「え?」
「風邪引いて寝込んだ時、だれかがそばにいるの。いつも大丈夫って思いながら過ごしてたけど……悪くないなって」

お母さん、出張多いんだもんね……。
具合悪い時って心細くなるって言うし。

「もし、夜中に何かあったら起こしていいからね」

袖をつかむ手に自分の手を重ねると、瑚白くんはさらに手を重ねた。

「……ありがと、和椛。おやすみ」
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