溺愛されるオッドアイ
Ⅶ 型破りなお姫様
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足の裏の怪我はすっかりとよくなり、Strayのみんなと関わりを持ってから早くも二ヶ月近くが経とうとしていた。
その中で、みんなで一緒に帰った時に何度かMurkinessから送り込まれてきた不良くんたちを相手にすることがあって……。
私は奏くんのもとで待機。
はさまれてもいいように前後左右を見るのが役目のようになっていた。
そして、夏休みをむかえた……わけだけど、
『夏休みでもひとり歩きするなよ、奏ちゃん?』と新くんが言っていて。
長期休みだとStrayとして奏くんのそばを歩く数が学校がある時よりも減るから、より奏くんを狙う人数が増えてくるらしい。
だからなるべく奏くんはひとりに出来ない、と。
今はまだ私がらみでおそわれたりしなかったけど、懸賞をかけられている私も、気をつけてねって言われた。
Strayのみんなは夏休みだからといって気が休まることはない──私もその一人だ。懸賞がかけられてるうちは。