ヒミツを知るのは私だけ!?

「だって、花耶泣いてるんだよ?こうしてあげたくなったんだ」
「だからってなぁ……急に行くなよ。花耶、くしゃくしゃになる前に手紙置いとけ」
「……うん」

湊くんに言われ、手を伸ばして離れたところに手紙を置いた。
驚いてもう引っ込んだけど、倒れたからかたまっていた涙がこめかみの方へと流れていく。
それをさりげなく氷雨くんが指でぬぐってくれた。

「なら僕もぎゅってしてあげる!」
「よいせ、ならぼくもして花耶ちゃんを元気にするかのう」

一度体を起こされ後ろからも横からも、ぎゅうぎゅうになると、視界にいる湊くんと氷雨くんはやれやれと肩をすくめた。

「お前ら……花耶のことつぶすなよ?」
「泣きやんだみてーだし、こいつらが落ち着くまで菓子の仕分けでもするか。湊、あけるの手伝え」
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