ヒミツを知るのは私だけ!?



「──あ」

小走りしたおかげで普通にいつも通りに到着した……のは良かった。

でも授業で提出するプリントを確認しとこうとファイルから取り出した時、一緒に入れていたあの茶封筒をそのままにしていたことに気付いた。
一颯くんのしゃっくりの件で誰かに話すことをすっかり忘れてた私。
プリントだけちゃんとやって……何してるんだか。

「どうした花耶?一時間目、移動だよ」
「ううん、なんでもないよ。今行くね」

さすがに持ち歩くのはダメだ。
もし見つかったら……いや見つかっても何これ?で終わるかもしれないけど。
ファイルはかばんに入れたままにしておこう。

「お待たせ、行こ」
「おうーじゃあ教室着くまでイケメンくんたちの話を……ってそうだその前に、お菓子美味しかった!ありがとうね。花耶ママたちよろしく言っといてね」
「うん」
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