ヒミツを知るのは私だけ!?

うつむきがちに伝えると、頭に乗せられた手。

「別に気にしてねーよ。具合悪くてもうまそーに食ってんだしな。でもそう思うなら早く治せ。俺が帰るまで気合いで治せ」

言葉はチクチクしてるし、氷雨くんは自分を優しくないって言うけど、やっぱり優しい。

「あと、湊からは何も届く予定とか聞いてねーけど、もし勧誘とかなんか来ても出んなよ」
「うん」
「じゃ、行ってくる」

いってらっしゃい……と言えたのは結局氷雨くんにだけ。

うどん、冷める前に食べなきゃ。食べて薬飲んで……あとは気合いで!気の持ちようも大事だもんね。






「よし、これで大丈夫」

器はそのままでいいって言われたけど、洗えないほどのひどさではないから、着替えを洗濯機にいれる流れで洗っておいた。

水は氷雨くんが持ってきてくれたから、あとは薬を飲んでおとなしく寝ることにしよう。
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