ヒミツを知るのは私だけ!?


待て!!、というさけびを耳にしながら。

でも、重たい体は気持ちとは裏腹に全然進まなくて。
追いつかれるのは秒読みなのも分かってる。
それでも少しくらい、ねばれ自分って思いながら走った。
どこでもいいから、今よりも明るい場所を目指して──



そして、何度もつかまれかけた腕をふりはらい、やみくもに走った先に明かりが見えて外へと続くであろう扉を走ったまま体当たり状態で開けた。

一瞬で開けた景色に、どこかの工場らしい場所だということは分かるも、完全に足がもつれ地面へと盛大にダイブする。

体に痛みが走ると追いかけてきた男の子たちによって起き上がれないよう背中を押さえられてしまった。

「外にまで出るとは思わなかったけど、これで逃げられないですね」
「てか、走る気力もうなさそうっすよ」
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