檻の羊
いちご飴を頬張りながらめーくんがパッと顔を上げた。
はっきりと目が合った。
頬をぽっこり膨らませたまま、バツの悪そうな表情をしている。
またいちごだって思った。
めーくんが初めて私にキスしてくれた日も、めーくんは六花先生からいちご味のキャンディーを貰っていた。
二人を繋ぐアイテムみたいで無性に腹が立ってきた。
私達に気づいた六花先生がこっちに近づいてくる。
嫌だ。なんで。来ないでよ。
「こんばんは」
「こん…ばんは」
風子ちゃんが辿々しく返す。
私は何も言わなかった。
「白居先生のクラスの子に会っちゃったの、なんだか恥ずかしいな」
自分も「白居」になるくせに。
何が恥ずかしいの。
わざわざ言葉にして、自分にはその権利があるみたいなアピールしてさ。
マウントのつもりなら死ね。
「デートですか。いいですね」
言いながら気まずそうに風子ちゃんは私を見たけれど大丈夫だよ。
風子ちゃんの返事は建前だって分かっているから。
はっきりと目が合った。
頬をぽっこり膨らませたまま、バツの悪そうな表情をしている。
またいちごだって思った。
めーくんが初めて私にキスしてくれた日も、めーくんは六花先生からいちご味のキャンディーを貰っていた。
二人を繋ぐアイテムみたいで無性に腹が立ってきた。
私達に気づいた六花先生がこっちに近づいてくる。
嫌だ。なんで。来ないでよ。
「こんばんは」
「こん…ばんは」
風子ちゃんが辿々しく返す。
私は何も言わなかった。
「白居先生のクラスの子に会っちゃったの、なんだか恥ずかしいな」
自分も「白居」になるくせに。
何が恥ずかしいの。
わざわざ言葉にして、自分にはその権利があるみたいなアピールしてさ。
マウントのつもりなら死ね。
「デートですか。いいですね」
言いながら気まずそうに風子ちゃんは私を見たけれど大丈夫だよ。
風子ちゃんの返事は建前だって分かっているから。