前世王子アイドルグループ~僕たちは君の一番星になりたい☆。.:*・゜
「そうだ、スマホを確認しないと……」
僕はハッとして、急いでスマホの電源を入れた。すると真っ暗だったスマホの画面が明るくなった。編集していた映像も無事か確認した。これも最後に保存ボタンを押していたのが、みずっきくんが矢印ボタンを連打する前だったから無事だった。
スマホの寿命はあとわずかしかないと言っていた気がする。
急いで完成させないと。と、プレビューで確認してみた。もう、これで完成と言っても良いと思うほどの完成度だった。
これを書き出して、ハピネスイチゴのエンタメ特別放送部のグループへ送れば――。
「しーおんくんが命をかけて守ったこの動画、必ず僕も守るから!」
僕は気合いを入れて書き出しボタンを押した。
「しーおんくんが命をかけて守ったって……しーおん、生きているし。しーおんは能力を使ったから、疲れて眠っているだけだよ」
そたくんの声がした。そたくんたちが戻ってきた。
「しーおんくんは本当に大丈夫なのかな……?」
「とりあえず、部屋に戻ろう。完成した映像、すぐに大きな画面で観れるようにしたいよね。その作業をしながらしーおんくんについて教えるね」
「僕がしーおんくんの秘密を知っても、大丈夫なのか……」
「うん、さっきうっすらまだ意識があって、いつきん心配しすぎてやばそうだったから、教えてもいいよって言ってた」
そたくんがしーおんくんについて説明をしてくれた。
しーおんくんは世間が知っている通り、前世は宇宙人王子だった。人間の前世が人間ではない場合も結構あるらしい。だけど宇宙人が前世ということはとても珍しいことだった。しかもだいたいの人は、ほんの一部、少ししか記憶がないらしいのだけど、しーおんくんはたくさん記憶が残っているらしい。気になるところが色々ありすぎる。
そしてしーおんくんは直感が特に優れていて占いがよく当たるのと、眠ってしまう代わりに戻したいものの時間を少しだけ戻せる能力があるらしい。
今回は僕のスマホの時間を戻してくれた。こうして僕たちはしーおんくんの能力に助けられたわけだ。
「しーおんくん、自分を犠牲にしてまで僕たちの動画を守ってくれて……」
「しーおんくん、自分のことに関しては時間を絶対に戻そうとしないのに、プリレボの誰かが泣いたり困ったりしてると助けてくれようとするの」
僕とみずっきくんは会話をしながら目をウルウルさせた。
普段プリレボのメンバーの中では不思議担当のしーおんくん。全く周りの空気を読んでいないと思いきや、実は自分を犠牲にしてまで仲間を想い、助けようとする王子だったなんて――。
「「優しいね~」」
僕とみずっきくんの瞳が濡れてきた。
「あっ、書き出し終わった! 動画、早速グループに送って!」
「分かりました!」
目尻の涙を手で拭いながら、グループに動画を送った。そたくんはいつでもこの動画をこの部屋の大きな画面で観られるようにしてくれた。
「あっ、ちょっと待ってほしいです。この動画、れんくんも一緒に観たい……そういえば、れんくんは今どこに?」
「れん? れんはいつもダンスと歌の練習をしているから、今は多分、ダンス部屋にいるよ」
再生ボタンを押そうとしていたそたくんは、手を止めてくれた。
「れんくんはあんなにダンスも歌も上手なのに、いつも練習しているのかぁ……」
「れんは前世でも中国でトップレベルの仙人になるために、たくさん修行していたらしい」
「前世でも修行を……」
「そう。その時に得た能力がまだ現世でも残っているらしくて。例えば、剣に乗って空を飛んでいるれんの姿をファンが目撃したとか……だかられんの前世の修行の成果が今の歌やダンスにも生かせていると思うし、長時間修行できる能力もそのまま今もあるんだろうね、きっと。まぁ、詳しくは直接れんに聞いてみな?」
プリレボのメンバーは全員ダンスが上手だけど、特にれんくんがキレッキレの動きをしていて一番上手い。正直、元々踊れそうだから、そんなに練習してなさそうだなイメージだった。
すごいな、れんくんも。
本当に憧れすぎる!!
僕はれんくんを誘うために、ダンス部屋に向かった。
僕はハッとして、急いでスマホの電源を入れた。すると真っ暗だったスマホの画面が明るくなった。編集していた映像も無事か確認した。これも最後に保存ボタンを押していたのが、みずっきくんが矢印ボタンを連打する前だったから無事だった。
スマホの寿命はあとわずかしかないと言っていた気がする。
急いで完成させないと。と、プレビューで確認してみた。もう、これで完成と言っても良いと思うほどの完成度だった。
これを書き出して、ハピネスイチゴのエンタメ特別放送部のグループへ送れば――。
「しーおんくんが命をかけて守ったこの動画、必ず僕も守るから!」
僕は気合いを入れて書き出しボタンを押した。
「しーおんくんが命をかけて守ったって……しーおん、生きているし。しーおんは能力を使ったから、疲れて眠っているだけだよ」
そたくんの声がした。そたくんたちが戻ってきた。
「しーおんくんは本当に大丈夫なのかな……?」
「とりあえず、部屋に戻ろう。完成した映像、すぐに大きな画面で観れるようにしたいよね。その作業をしながらしーおんくんについて教えるね」
「僕がしーおんくんの秘密を知っても、大丈夫なのか……」
「うん、さっきうっすらまだ意識があって、いつきん心配しすぎてやばそうだったから、教えてもいいよって言ってた」
そたくんがしーおんくんについて説明をしてくれた。
しーおんくんは世間が知っている通り、前世は宇宙人王子だった。人間の前世が人間ではない場合も結構あるらしい。だけど宇宙人が前世ということはとても珍しいことだった。しかもだいたいの人は、ほんの一部、少ししか記憶がないらしいのだけど、しーおんくんはたくさん記憶が残っているらしい。気になるところが色々ありすぎる。
そしてしーおんくんは直感が特に優れていて占いがよく当たるのと、眠ってしまう代わりに戻したいものの時間を少しだけ戻せる能力があるらしい。
今回は僕のスマホの時間を戻してくれた。こうして僕たちはしーおんくんの能力に助けられたわけだ。
「しーおんくん、自分を犠牲にしてまで僕たちの動画を守ってくれて……」
「しーおんくん、自分のことに関しては時間を絶対に戻そうとしないのに、プリレボの誰かが泣いたり困ったりしてると助けてくれようとするの」
僕とみずっきくんは会話をしながら目をウルウルさせた。
普段プリレボのメンバーの中では不思議担当のしーおんくん。全く周りの空気を読んでいないと思いきや、実は自分を犠牲にしてまで仲間を想い、助けようとする王子だったなんて――。
「「優しいね~」」
僕とみずっきくんの瞳が濡れてきた。
「あっ、書き出し終わった! 動画、早速グループに送って!」
「分かりました!」
目尻の涙を手で拭いながら、グループに動画を送った。そたくんはいつでもこの動画をこの部屋の大きな画面で観られるようにしてくれた。
「あっ、ちょっと待ってほしいです。この動画、れんくんも一緒に観たい……そういえば、れんくんは今どこに?」
「れん? れんはいつもダンスと歌の練習をしているから、今は多分、ダンス部屋にいるよ」
再生ボタンを押そうとしていたそたくんは、手を止めてくれた。
「れんくんはあんなにダンスも歌も上手なのに、いつも練習しているのかぁ……」
「れんは前世でも中国でトップレベルの仙人になるために、たくさん修行していたらしい」
「前世でも修行を……」
「そう。その時に得た能力がまだ現世でも残っているらしくて。例えば、剣に乗って空を飛んでいるれんの姿をファンが目撃したとか……だかられんの前世の修行の成果が今の歌やダンスにも生かせていると思うし、長時間修行できる能力もそのまま今もあるんだろうね、きっと。まぁ、詳しくは直接れんに聞いてみな?」
プリレボのメンバーは全員ダンスが上手だけど、特にれんくんがキレッキレの動きをしていて一番上手い。正直、元々踊れそうだから、そんなに練習してなさそうだなイメージだった。
すごいな、れんくんも。
本当に憧れすぎる!!
僕はれんくんを誘うために、ダンス部屋に向かった。