ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?
『ほぅ……まぁ、せいぜい頑張るんだな』

「は、はいっ……! その……この学園に入学できたことだけは、感謝してる……かもです」

『ハハッ、そうか』



ヴァンパイアにならなかったら、この学園に入学することなんてなかっただろうし……

……葵央さんにも、出会えなかっただろうし。



『……ヴァンパイアの常識を、変えて見せろ』

「は、はいっ……!」



わたしが返事をすると、電話は切られてしまった。

スマホをぎゅっと握って、ポケットにしまう。

すると、なんだかじわじわと嬉しい気持ちが大きくなってくる。

これで……ちゃんと、解放されたんだ。

自然と口角が上がる。



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