架け橋 〜ヴァンパイアと人間の違い〜
「……おい、女子が混じってるぞ」

「え〜? でも、この子すごく才能がありそうな気がする!」



え、えっと……たぶん気のせいだと思う……

わたしはヴァンパイアだから、ヴァンパイアハンターの才能はないはずだ。

そんなことはもちろん言えずに黙っていると、クールそうな男の子はわたしの方を見た。



「……こいつが?」

「そうだよ〜! なんかすごいって感じがめっちゃするもん!」



そ、そんなすごくないと思う……まだ全然新米ヴァンパイアだし。

わたしのヴァンパイアの能力……呪血術(じゅけつじゅつ)も攻撃系ではない。

でも、言えなくて、思わず下を向いてしまうと、優しげな男の子の声が聞こえてきた。



「才能があるなら、入れてもいいんじゃないかなと僕は思うけどね」

「あー、俺もそう思う。性別なんて関係ないし」

「……おれ、らくになるなら、入ってほしー」
< 13 / 29 >

この作品をシェア

pagetop