危険すぎる恋に、落ちてしまいました。番外編2

あとがき

ここまで番外編を読んでくださって、本当にありがとうございました!

本編で「完結」と書いたはずなのに、気づけば彼らはまた勝手に喋り出して、勝手に騒ぎ出して、勝手に恋をしていました。
……うん、知ってた。黒薔薇ってそういう集団でした。

結婚式を終えても、椿は相変わらず無愛想だし。
美羽は相変わらず全力で走り回ってるし。
悠真は相変わらずうるさいし(褒めてる)。
玲央は相変わらず冷静に統計を取りそうだし。
碧は相変わらず筋肉を裏切らないし。
遼と莉子は相変わらずイチャつくし。
秋人は相変わらず優しくてズルいし。
鈴は相変わらず可愛い妹キャラ。

……結局みんな、変わっていませんでした。
でも、変わらないって、こんなに愛おしいことなんだなって、書きながら何度も思いました。
もう少しキャラの深堀もしていきたかったのですが…。
番外編って、本編で描ききれなかった「その後」でもあるんですけど、私の中ではそれ以上に、
“この物語は、恋が成就したら終わりじゃない”
という気持ちが強かった気がします。
恋をして、すれ違って、泣いて、やっと手を繋いで。
そこから先にあるのは、幸せなキラキラだけじゃなくて、
嫉妬とか、誤解とか、日常の小さなすれ違いとか。
でも――そういうものごと全部ひっくるめて、
「好き」って続いていく。

椿の嫉妬も、本人は絶対に認めないでしょうけど、
あれはもう“愛”以外の何ものでもないです。
そして美羽の「わたしなにもしてないもん!」も、
正真正銘の天然の破壊力で、椿の理性をたびたび吹き飛ばしていくわけで……。
ええ。
夫婦って大変ですね。

番外編3で登場した、椿と美羽の子供、北条陸くんも、書いていて本当に楽しかったです。

“ふたりの未来”を形にした存在がそこにいるだけで、
あの黒薔薇がまた別の意味で賑やかになるのが目に浮かんでしまって……。

たぶん椿は、陸くんに対しても激甘になります。
そして美羽は、ふたりをまとめようとして結局一緒に転びます。
未来まで、ドタバタ確定。
でもそれが、彼ららしいなと思いました。
物語は終わりました。
だけど、人生は終わりません。
恋も終わりません。

青春って、きっと年齢じゃなくて――
大切な人たちと本気で笑って、本気で怒って、
本気で守りたいと思える瞬間のこと。
だから黒薔薇は、たぶんずっと咲き続けます。
少しずつ形を変えながら、誰かを笑わせながら、
誰かを救いながら。

ここまで読んでくださったあなたにも、
この物語が“小さな四つ葉のクローバー”みたいな幸せを届けられていたら嬉しいです。

また、いつでも。
黒薔薇学園でお待ちしています。
――ありがとうございました!





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