恋に臆病な私と恋を知らなかった御曹司の距離が、ゼロになるまで
 けれど、それは充輝によって止められてしまう。

「あ……っ、」

 来海の腕を掴んだまま、充輝の右手はストッキングの上を這い、その感覚に脚をピクリと動かしながら反応を見せる。

「――嫌じゃ、ないんだよね?」

 そう問い掛けられた来海は充輝と目が合い、恥ずかしさを隠すようにコクリと頷いた。

 すると充輝は彼女の腕を離して、左手も下半身へ持っていくと、半ば強引に脚を開かされてしまう。

「……っ、」

 閉じようにも、間に充輝が自身の身体で固定する形で入り込んで来た為、来海は観念するかのように脚に力を入れることを止めた。

 そんな来海の様子を前に、充輝はストッキングの上から彼女の秘部へと指先を持っていき、優しく撫でるように触れていく。

「……っん、……」

 ストッキングや下着越しだというのに、既にそこは湿り気を帯びていて、それに気付いた来海は羞恥から両手で顔を覆い、声を抑えながら充輝の指先の動きに身体を反応させている。

 来海の動き一つ一つが愛おしく感じる充輝はより一層興奮し、動きに大胆さが増していく。

「これも、脱がせるね?」

 そして、布越しでは我慢出来なくなった充輝はスカートやストッキング、それから下着をも器用に脱がせていき、とうとう来海を覆う物は何も無くなってしまった。

「……や、……」

 素肌を晒し、既に愛液で濡れている下半身を隠す物が無くなった来海は恥ずかしさに耐えきれずに涙目になっていて、そんな来海を気遣うように顔を覗き込んだ充輝は、額や頬に優しくキスを落としていく。
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