君と一緒に明日へ行く

夢だった?



……どしん!!

「う、いった~い。」

私が目をゆっくり開けるとそこはいつもの自分の部屋だった。

あれ?たしか優斗が私のせいで事故にあっちゃって救急車に運ばれっちゃって・・・・。

でも今私家の中だよね。もしかしてまだ優斗は病院にいて私だけ帰ってきちゃったのかな?

ならすごく心配なんだけど、どうしよう。

しかももう遅刻ギリギリじゃん。

私は慌てて家を出た。



「はぁはぁ・・・。」

学校の門が閉まるギリギリで学校に滑り込みぎりぎりちこくせずにすんだ。

呼吸を整えながら廊下を歩いていると、廊下にいたみんなが私をちらちら見ている気がした。

なんかこの目線つい最近も感じた気がする。

私は怖くなって早歩きで教室に向かった。

教室に入ると私の隣の席に友達としゃべっている優斗を見つけた。

「え、ゆうと?!」

私は思わず叫んでしまいクラスのみんなと優斗はびっくりした顔で私を見た。

え、なんでいるの?昨日私のせいで車にひかれて、頭から血を出して意識がなかったはずだけど・・・。

「あゆ?どうしたの。」

優斗は席を立って私のほうに来た。

え、た、立ってる。喋ってる!

私はもう我慢できなくなって、目にためていたものを流してその場に座り込んだ。

「え、ちょっとあゆ。」

「よ、よかった~。優斗昨日の事故の後、無事だったんだね。意外と軽傷で済んだの?」

あれ、でもばんそうこうぐらいはつけていてもおかしくはないよね?

でも無事なだけよかった。すっごく安心した。

だけど周りのみんなは私のことを変なものを見るような目で見ていた。

え、安心してるのは私だけ?みんなあの事故のこと知らないの?

「ご、ごめんあゆ。昨日の事故ってなに。軽傷って?」
< 38 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop