君と一緒に明日へ行く
え、そっちから行くの?まぁでもどっちがいいって聞いた私が悪いもんね。
「わかった。じゃあ質問。優斗は・・・・・・・・私のことが嫌いなんでしょ?」
優斗は驚いた顔をしていた。
・・・やっぱり。私に私のことが嫌いだっていうのがばれてたから驚いてるんだ。
私はまた泣きそうになった。だけど我慢する。
もう一つの話は言わないほうがいいよね。嫌いな人の話なんて信じてくれないよね。
すると優斗は下を向いてこぶしをぐっと握った。
「・・・・・な・・・・・いって・・の。あ・・・・ないだろ。」
「え、なんていったの?」
「何言ってんだよ。あゆのこと嫌いなわけないだろ!」
「え・・・・・・。」
「それにむしろ俺、あゆのことが!・・・・・・やっぱり何でもない。」
がくんとひざの力が抜けて優斗に支えられた。そして我慢してたものがあふれ出した。
「よ、よかった~。優斗に嫌われてるってるちなちゃんに言われて、あんまりかかわりたくなくなって、優斗にひどいことしちゃった。」
優斗が私のことがって言ったあとなにを言いたかったのかは気になるけど、とりあえず嫌われてるわけじゃなくてよかった。
「だから最近俺に冷たかったのか。すぐにキレて逃げられるから何かしちゃったかなって心配になっちゃったじゃん。」
「ごめん。」
よかった。あきらめずにここで待ってて。1パーセントにかけてて。あの話もしよう。時間もあるし。
「もうすぐ授業始まっちゃうからもう一つの話、話すね。」
私は大きく息を吸った。
「驚かないほうが無理だと思うけど驚かないで聞いてね。」
「無理なら言うなよ。」
私は優斗の突っ込みを無視して話した。優斗は一瞬むすっとしたが、すぐに私の話を集中して聞いてくれた。
「あのね。私今この六月二日を一回体験してるの。つまりみんなははじめての六月二日なんだけど、私だけもう体験してるの。だからこの後何が起こるかもわかる。」
「え、それってループしてるってこと?じゃ、じゃあこのあと何が起きるか当ててよ。」
優斗は信じられないという顔をしながら言った。
「わかったいいよ。当ててあげる。・・・といっても私が一回目に体験したときと私の行動のせいで変わってるからわかんない。だけどこのあと先生に今日の放課後にもう文化祭実行委員があるって言われると思う。」
一回目の六月二日では決まった後にすぐ今日の放課後にあるって言われたけど今日はまだいわれてない。だからこの後言われると思う。
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