君と一緒に明日へ行く
私はそう言っている優斗のことを無視してるちなちゃんに話した。
「あのね私実はループしてていま3回目なの。詳しく言うと私が一回目にいた六月二日で優斗は私のことをかばって事故にあっちゃったの。それで優斗を事故に合わせないようにするために今ループしてて、二回目の六月二日でも優斗を守れなかったの。で今三回目の六月二日を体験してるの。つぎは優斗を守らないともう優斗は戻ってこなくなっちゃうの。」
「え、待って俺もう二回死んでるの?」
るちなちゃんは信じられないという顔をしてこっちを見ていた。
やっぱ信じられないよね。こんな噓くさい話。
でもるちなちゃんは目を輝かせて言った。
「なにそれすごく面白い!え、信じちゃっていいよね。」
え、るちなちゃんてこういうの好きだったんだ。かわいいものにしか目がないって思ってたから。
私かるちなちゃんにループのことでいろいろ質問攻めになっていたらいつのまにか教室についていた。
「ほ、ほら後で質問には答えてあげるから、教室に入ろう。」
私たちは三人で教室に入り、後ろのほうの席に3人で固まって座った。
うわ~。るちなちゃんがこんな信じられないような話が好きだとは知らなかった。
おかげでまだ質問ざめにされてもう疲れちゃったよ。早く先生きて~。
わたしがそう願うと私の願いが届いたのか、先生が教室に入ってきた。
「文化祭実行委員の人全員集まってるか?じゃあ今日は自己紹介とリーダー決めをしたら帰れるから早く終わらせよう!」
前回と同じで最初に1年生の子から自己紹介が始まり、私の番が来た。
「一年生の藤あゆです。よろしくお願いします。」
ふぅ。さすがにもう慣れちゃったな。3回もみんなの前で自己紹介をやってるから。
そのあとすぐにリーダー決めが始まった。
だけどだれも手を上げないから先生が困っていた。
「1年生でもいいからだれかリーダーやってくれないか?」
どうせまた今回もこのまま誰も手を上げなくてくじになって私とあの先輩がリーダーになるんだよね。・・・・ってえ!?
このまま誰も手を上げないと思っていたのに、私の後ろの席に優斗が手を挙げた。
「はい俺がやります。」
「おぉ。氷鷹ありがとう。」
「ゆ、優斗本当にやるの?」
「優斗君がやるなら女子は私がやりたい。」
る、るちなちゃん。さっきまでやりたくなさそうだったのに。優斗ねらいか。
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