海姫物語
そこまでして守らなければならないものがここにはある。
姫奈は自分たちがこっそり海で泳いでることで、それが危険にさらされているような気がしてならなかった。
「隔離されてるなんて思ってない。ここでの生活だって幸せだよ」
姫奈は口の先だけで言葉を紡ぐ。
じゃないと窮屈だ! 逃げ出したい!と、本音が溢れて出てきてしまいそうだった。
「不便がないってだけで、自由だってない」
「もうやめて、ご飯がまずくなっちゃう」
姫奈はエリクから視線を外して残りのご飯をかきこんだのだった。
☆☆☆
ふたりの午後からは研究所の手伝いをすることだった。
基本的には簡単な掃除や、研究員たちが脱いだものの洗濯。
姫奈は自分たちがこっそり海で泳いでることで、それが危険にさらされているような気がしてならなかった。
「隔離されてるなんて思ってない。ここでの生活だって幸せだよ」
姫奈は口の先だけで言葉を紡ぐ。
じゃないと窮屈だ! 逃げ出したい!と、本音が溢れて出てきてしまいそうだった。
「不便がないってだけで、自由だってない」
「もうやめて、ご飯がまずくなっちゃう」
姫奈はエリクから視線を外して残りのご飯をかきこんだのだった。
☆☆☆
ふたりの午後からは研究所の手伝いをすることだった。
基本的には簡単な掃除や、研究員たちが脱いだものの洗濯。