海姫物語
大好きな気持ち
つい、大輝のことをエリクに相談してしまった姫奈だが、今はそれをひどく後悔していた。
プールサイドの掃除を中途半端にして自室へ戻ってきた姫奈は大きなため息と共にベッドにダイブした。
今のままではみんなに心配をかけてしまうと思ったから相談したのに、これじゃまるで逆効果だ。
エリクは応援してくれるどころか、完全に否定的な意見を持っていた。
「普段はあんなに外へ出たいって言ってるくせに」
今日のエリクはそれとは正反対なことを口にしていた。
死ぬまで施設にいるんだ。
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