シークレットボーイズ
エピソード③・留守番電話
➖➖➖➖➖➖
エピソード③・留守番電話
➖➖➖➖➖➖
シャンプー、リンス、オイルトリートメント、マニキュア…「後は…」
春だし、新しい季節が始まったから普段使ってる日用品を思い切って全部新しくしてみようと買い物に出て来たのは良いけど気付いたらピンク色のパッケージの物ばかり買ってしまったような…。
別にピンク色にしようとしたつもりはなかったのだが、春だからピンク色の商品が多いからこうなっちゃっただけで…あぁでもマニキュアだけはピンク色のが欲しかったからピンクにしただけで後は全然そんなつもりじゃ…。
なんて自分に自分で言い訳しながらピンク色正しくは桜色に近い淡いピンク色の紙袋の山を持って今買ったばっかだと言うのに新商品のシャンプーコーナーで足を止めて眺めてるとショッピングモールの2階あたりがザワザワしてるのに気付いた。
何だろうと思って他のお客さん達や1階フロア担当の店員さん達に混ざって上の階を見上げると、やけにスーツを着た怖面の男性達が集まっているのが見えた。その中にはスーツ姿の女性も何人が居るのが見えたけど、その人達も険しい顔をして辺りを見回していた。
「やだ、何かあったのかしらね?」
「ちょっと怖いわね…」
少し離れた場所で化粧品を見ていた叔母様達の会話が聞こえてきたと思ってたら今度は前方斜め前あたりに居た化粧品コーナー担当の従業員の店員さん達が小さい声で何か言っているのが目に入った。
その声は周りには聞こえていないようだったけど生まれつき耳だけは良い私にはあの人達が「ナイフ持ってるそうよ」と言っていたのがはっきり聞こえた。
ナイフ…、じゃあ2階に居るあのスーツを着た人達は警察官かな?もしそうだとしたら、警察官の人達が2階に集まってるって事はナイフを持った危ない人が2階フロアに居るって事だよね?