ハウスクリーニング山代には休みが無い
「(しまった!!)」爽太が俺を見た。

「(馬鹿!!)」俺はテーブルの下で爽太を足で蹴った。

「奥さんが居るの昼間から堂々と合コンに行くとはそれでは立派な不倫ではないか!見損なったぞ川沿先…」

「長沼く〜ん!」ひょこっと爽太のお袋さんがやって来た。

「食べてるとこ悪いんだけどちょっとお隣さんに回覧板渡して来るから台所で大根煮てるから見ててくれる〜?」

「承知!」

自分の息子じゃなく息子の友人に火の下見させるのはどうかと思うし、承諾して台所へ走ってった長沼もおかしいと思うが、ナイスだ、爽太のお袋さん!

「説明しろ、風太郎!!」さっそく天也が詰め寄って来た。

「分かったって!実はかくがくしかじか……だ!」

「そうだったのか!まさか同業者だったとは驚いたぞ!」

天也の時は長い説明は全部“かくがくしかじか”を使えば大体済むから助かる。

「それで先生、今度はどうしたの?」

そう麺つゆまみれになったのを布巾で拭きながら爽太が聞いた。
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