初恋の人がいきなり上司で、訳あり同居生活
「食べたい物があれば言ってくれないか?」

完全に箸が止まってしまった塔子に、雄平が不満そうな顔をする。

「ごめんなさい。今日は食欲がなくて」
「本当に?最近あまり食べてないじゃないか。どこか具合が悪いんじゃないか?」
「そんなこと……ないわ」

塔子の表情が曇った。
せっかく雄平が作ってくれた食事を美味しくいただきたいと塔子だって思っている。
食事自体が美味しくないわけでもない。
ただ、最近の塔子は体調がすぐれないのだ。

「一度病院へ行った方がいいな」
「ええ」

返事はしたものの、塔子の表情は暗いままだった。
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