最強女子にも帰る場所がある~Choice your back home~
 翌日、明日のホームパーティーをするためのご飯の材料を買いに行く。


「わっ!?」


 材料をたくさん買ってしまって、人が近くにいたことに気づかなかった。

 しかし、お互いぶつかることは避けれた。


「すみません。」


 声からするに、男性の声のようなをしているがフードを深く被っていて顔が見えない。


「いえいえ、こちらこそすみません。」

「ケガはありませんか?」

「はい、ありません。そちらは?」

「ないですよ。ところで……寄せ鍋ですか?」


 視線が足元のスーパー袋に留まったのが分かった。


「はい、そうです。」

「……いいですね。」


 そう言って去って行った。

 たった数分のやり取りの一瞬の中に冷たさを感じた。


「………やっと、見つけたぞ。ジェヘナ。」


 ふと、足を止める。


「あの人の声…。どこかで…。ま、いっか。」


 気温がさっきより少しだけ下がった冬の街を歩く。
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