最強女子にも帰る場所がある~Choice your back home~
 そして、蘭の救出劇から一夜が明けて、卒業式。

 そして、霞先輩とお別れする日だ。

 ちなみに、式の途中で五人ともほぼ眠ってしまっていた。

 帰り道に皆で話していると、


「おい、俺の卒業式だぞ。ちゃんと先輩を見送れ」


 と、霞先輩はそう言いながらも最後には「ま、仕方ないか。」と笑っていた。

 そう言えば、私は決めていることがもう一つあった。


「で、美夜はこの一年で散々俺らを虜にして焦らしているわけだけど…。」

「返事はいつすんだよ。」

「うっ、ごめん…。」


 散々答えを待たせたのは申し訳なく思っているけど、すぐに彼らの方を向く。

 そして、その中の一人を一瞬だけ見る。


「でも、もう決めているの…。」

「は!?」

「誰だ、そいつ。」

「まぁ、皆振られる確率五分の四で成功する確率は五分の一で平等だな。」

「うっ、聞きたくないような…。聞きたくないような…。」

「私の好きな人はーーー」


 これから芽吹く桜の新芽が風で揺らいだ。
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