最強女子にも帰る場所がある~Choice your back home~

英ルート 最強女子、愛の家に帰る

「英が好き。ずっと、好きでいてくれてくれてありがとう。待たせてごめんね。」

「え!俺?」


 綺麗なアーモンド形の瞳を開きながらも最終的に、ポロポロと大粒の涙を流す英。


「ちょ、泣きすぎだよ。」


 慰めようと、抱きしめる。

 すると、私よりも先に英が抱き着く。


「うぅっ、だってぇ!九年ぐらい好きだったんだよ?」

「うん。知ってる。」

「その知ってるは反則だよ!」


 しばらく泣きじゃくる英。

 だけども、私は弱虫で泣き虫な英がやっぱりどうしようもないくらい、愛おしくて大好きなんだ。


「俺達、今日から恋人だよね?」

「うん、そうだよ。」


 あれから数年。

 私と英は二人して芸術家になっていた。

 私は絵師、英は彫刻師として私がデザインしたのを英が彫る、の二人三脚のような感じで生活している。

 一時期は売れない頃もあれど、二人一緒だったから乗り越えれた。

 そして、今日。

 私と英は結婚した。

 そして、披露宴にはブルース大西☆が来ていた。


「あの…私ずっと、大ファンで…。」


 握手しようとすると、


「はいはーい。新婦へのお触りは新郎の俺が許さないからね~。」


 と英バリアが入った。


「ふふっ、英ったら。」

「だって、嫌なんだもん。」


 そう言えば、ブルース大西☆が出ていて私がよく見ていたドラマ。

 実は英と付き合ってすぐに番組が突如打ち切りになった。

 しかし、英にプロポーズされたその日に今度は最終話まで再放送されたのだ。

 ブルース大西☆は無事DV夫から千佳さんを守り抜き結婚した。

 そして、ブルース大西☆は千佳さんとの間に双子を授かり二児のパパになった。

 ところで、私からも重大な発表が…。


「私!お腹に赤ちゃんいます、英との子です!」

「え!?俺、聞いてないんだけど!?」

「うん、サプライズ!」

「もぅ…。先に言ってよぉ…。」


 昔と変わらずポロポロと泣き出す英。


「パパになるんだよ?」

「だってぇ…。」

「もう…。」


 やっぱり私はどれだけ英が泣き虫でも大好き。

 それは今日も


「美夜ぁ…。俺パパになるんだよね。」

「そうだよ。」


 更新中だ。

 ふと、どこかで嗅いだことのある煙草の煙の匂いが披露宴会場を通りすぎた。


                                                         【完】
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