ワンルーム、きみと小さな海をみる
05.呪い
こつん、と窓になにかが当たった。
「……?」
バスタブから身を乗り出して窓の外をのぞいたけれど、そこには誰もいない。
気のせいかと思って、途中だったジグソーパズル(一人でも退屈しないようにとアオさんが買ってくれた)に向き直ると、またしてもガラスを叩かれた。
今度はすぐには反応せず、1,2,3と心の中で数えてから窓をあけて「わっ!」と顔を出した。
「ぎゃあッ!!出たァ!」
外にいたのは小さなヒトの男の子だった。