雨上がりの空の下、赤い傘と、君と。
落としてみせる
降りしきる雨が教室の窓を揺らしている、ある金曜日のこと。
俺―藤井楓(ふじいかえで)は校門に面する階段の裏で機会を探っていた。
「あははは」「それでさ…」
ターゲット―若塚紗代(わかつかさよ)とその友達の話し声が聞こえた。
さりげなーく、それとなーく、2人の前に俺は立った。
「今日、」
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop