地元なじみ。
パカーッン――


気持ちいいくらいにピンが倒れる音が響くボーリング場。

得点のモニターに、予約時に入力した名前が表示されている。
俺と辻堂、藤沢、三島で同じチームだ。

ものすごくラッキーなことに、隣も団体予約となっているので、ひなたたちのクラスが来そうだ。
ボーリング場内で何とかすれ違えれば、と思っていたけれど、隣同士とは。

やっぱりあの2人は出会うべき2人なんだと思う。


一足早く、俺たちはゲームスタートとなった。

正直、ボーリングどころじゃない。
藤沢に悟られぬよう、今か今かとひなたたちが来るのを待っている。


『ストライーック!コングラチュレーション!』


「あかりすごいね!」
「へへっ、結構好きなんだ、ボーリング」

気もそぞろな俺を横目に、藤沢がストライクを出す。
さっきもスペア出てたよな……

……本当に藤沢はいつも想像の斜め上を来て面白い。


藤沢が辻堂や隣のレーンのみんなとハイタッチし、俺のところへ来てくれた時、急にその動きが止まった。
目を丸く見開いて、固まっている。


気づけば、背後が騒がしくなってきた。


もしかして……


俺は慌てて振り向いた。


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