-悪魔の花嫁-
「どうして親に?」
と質問した。
「メンフィールド家の当主の証をもらいに。君のためだよ。」
あたしのため…?
「五大貴族の当主たちにはいろんな権力があるんだ。」
「その権力であたしを守るんですか?」
「そうだ。上の役員たちと同等な力を持っている。」
嬉しいような…嬉しくないような…
簡単にもらえる物じゃあないよね…きっと…大丈夫かな…?
「マキ?体調のこともあるから寝れば?」
「あっ…はい。」
美弥ちゃんがついて来てくれた。
「美弥ちゃん、秀長さんの所もどっていいよ?」
「居るように言われましたから。」
「そっか…」
あたしは目を閉じた……