-悪魔の花嫁-
椅子に座っているエリアルに近づいた。
持ち上げられ、エリアルの膝の上に座らされた。
恥ずかしい…
「調べ事をしに魔界へ行くのだが、マキも付いて来るか?」
ま、魔界!?
「セアレスについて調べに行くんだ…このまま子供ができたら…な?」
言いにくいよね…自分が死ぬなんて思いたくない!
「一緒に行く!」
「初めからそのつもりなんだけど…」
エリアルが苦笑いをした。
「これ付け。」
エリアルから渡されたのは指輪。
「何?」
「他の悪魔たちが触れないように…御守りだ。」
左手の薬指につけた。
正確に言うと、つけてもらった。
綺麗…キラキラ光ってる――…