-悪魔の花嫁-

助けるために


「もう、開けてもいいよ。」

目を開けると、エリアルの部屋だった。


「秀長さん!!エリアルが!!」

「大丈夫だよ。落ち着いて!」

剣が…エリアルに向かって…

エリアル…


「美弥、マキのそばに居てあげて。俺は戻るから。」

「はい。」







しばらくして、血だらけのエリアルと秀長さんがエリアルの部屋に戻ってきた。

「エリアル!!」

「秀長様!!」


「大丈夫だ。これ全部エリアルの血だから。」

秀長さんはエリアルを支え、ベットまで運んだ。



「エリアル…大丈夫なんですか?」

「かなり出血してるからな…」

と秀長さんが苦しそうに言った。

血…あたしの…

「あたしの血を飲ませるのは?」

「えっ?!」

「あたしの血をエリアルに!」

「それは…」

 …もしかして

「無理なの?」
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