イケメン幼なじみの2人に突然迫られて始まる三角関係(トライアングルラブ)
「ママ、行ってきます」

仕事部屋で仕事をしているママに、声をかけた。

「行ってらっしゃい。気をつけてね」

ママに声をかけたので、パパにも声をかけた。休日はリビングでアニメを見ているか、漫画を読んでいる。

「パパ、行ってくるね」

「行ってらっしゃい。一誠くんと悟くんによろしく伝えておいて」

パパにとっても二人は、大事な存在だ。友達の子供だからこそ、自分の子供のように大事に思ってくれている。

「分かった。ちゃんと伝えておくね。それじゃいってきます」

服装に合わせて、靴も新たに用意した。いつもならスニーカーだが、今日は白のパンプスにした。
靴を履き終えたので、玄関の扉を開け、外へと飛び出した。外に出た瞬間、あまりの暑さに辟易した。

雲ひとつない晴天。現在の時刻は九時二十分…。今日は夏日のようで。昼間は三十度を超えるとニュースで気象予報士が言っていた。
一応、日傘を持って家を出た。荷物になるのは嫌なので、鞄にしまえる折り畳みの日傘にした。

鞄の中から日傘を取り出し、傘を広げた。できるだけ日焼けしたくないので、日焼け対策には余念がない。
ちゃんと日焼け止めも塗っている。顔、腕、足、首に…。自分の手で塗りづらいところにはスプレータイプの日焼け止めを使用している。
これだけ日焼け対策をちゃんとしていたら、多少は防げるはず。そう信じて、日差しが強くなる季節には毎年、日焼け対策を行っている。

自宅から駅まで日傘を差して歩いて向かった。日焼けだけじゃなく、暑さ対策にも余念がない。ちゃんとハンディファンも持ってきた。
この季節の暑さは舐めてはならない。油断していたら熱中症になってしまう可能性があるので、対策をしておいて損はない。

ばっちり対策をしておいたおかげで、駅までの道のりは暑さにも日焼けにも負けずに辿り着くことができた。
歩いて五分程度なので、そんなに長い道のりではないが、それでも夏日の暑さと日差しには勝てない。

駅に着いたので傘を閉じ、鞄の中に小さく畳んでしまった。
改札でスマホをかざして通り抜け、駅の構内へと向かった。
GWということもあり、駅の構内は人で溢れ返っていた。ちゃんと電車に乗れるのだろうか。乗れたところでぎゅうぎゅう詰めの電車の中に乗るのを想像するだけで人酔いしそうだ。
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