転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
彼女は、女の子達の中では年長組のようだ。小さな子が、ユリアと一緒になって彼女にまとわりついている。
「うん。皆で世話をしているのよ。収穫したら、先生達が料理してくれるの」
この施設では、世話をしている大人達のことは『先生』と呼んでいるらしい。そう言えば、園長も先生だったなとユリアは思い出した。
「何する?」
ダーンは子供達を集め、ぐるりと見回している。ユリアも、一緒になって見回した。下は三歳ぐらいの子から、上は八歳か九歳まで。だいぶ体力に差がありそうだ。
「じゃあ、『だるまさんが転んだ』は?」
と手を上げて言ったけれど、子供達はぴんと来ていないようだ。あれなら、小さな子が動いてしまっても、見なかったことにすればいいから楽しめると思ったのに。
「ユリア、この世界にだるまさんは存在しない」
アーゲルに言われて、はっと気づく。そう言えば、そうだった。
「ええと、まずは鬼を決めて……」
「鬼もいない」
「ああ、そうだった!」
「……任せろ」
アーゲルがどんと胸を叩いた。それから、ダーンの方に向き直る。
「獲物を巣に持ち帰る魔物がいるのは知ってる?」
「うん。皆で世話をしているのよ。収穫したら、先生達が料理してくれるの」
この施設では、世話をしている大人達のことは『先生』と呼んでいるらしい。そう言えば、園長も先生だったなとユリアは思い出した。
「何する?」
ダーンは子供達を集め、ぐるりと見回している。ユリアも、一緒になって見回した。下は三歳ぐらいの子から、上は八歳か九歳まで。だいぶ体力に差がありそうだ。
「じゃあ、『だるまさんが転んだ』は?」
と手を上げて言ったけれど、子供達はぴんと来ていないようだ。あれなら、小さな子が動いてしまっても、見なかったことにすればいいから楽しめると思ったのに。
「ユリア、この世界にだるまさんは存在しない」
アーゲルに言われて、はっと気づく。そう言えば、そうだった。
「ええと、まずは鬼を決めて……」
「鬼もいない」
「ああ、そうだった!」
「……任せろ」
アーゲルがどんと胸を叩いた。それから、ダーンの方に向き直る。
「獲物を巣に持ち帰る魔物がいるのは知ってる?」