クロとシロと、時々ギン
真実はすぐそばに(11)
「どうだろうな」
拍子抜けした。
私は、シロ先輩が認めてくれるものだと思っていた。
それなのに、否定も肯定もしない。
私が混乱していると、シロ先輩は困ったように笑った。
「まぁ、ちゃんと話をするから、とりあえず飯を食え」
私は言われるままにスプーンを手に取った。
シロ先輩は、私が食べ始めたのを確認して自分も食事を始める。
結局何も話さないまま食事は終わった。
食後のコーヒーを飲んでいる間も、シロ先輩は黙ったまま。
私はとうとう我慢できずに声をかけた。
「あの。どうだろうって、どういう意味ですか?」
シロ先輩はコーヒーを一口飲み、静かにカップを置いた。
「お前には悪いんだけどさ」
そう言って、申し訳なさそうに頭を掻く。
「そのシロヤギっての、よくわからなくて」
シロ先輩は苦笑いを浮かべていた。
その表情は、とても冗談を言っているようには見えない。
私はシロ先輩の言葉を頭の中で反芻する。理解しようとするが、なかなか上手くいかない。
シロ先輩は、そんな私の状態を確認しつつ、言葉を選ぶように話し始めた。
「シロヤギの話を聞いた時、他人の思い出のはずなのに、妙にその光景が頭にありありと思い浮かんだ。俺はその話を知ってると思った。だけどお前に確認すると、前にも聞いたことのある話だって言われて。それで、ああ、そうか。だから知っていたのかって納得したんだ」
私は黙ってシロ先輩の話を聞く。シロ先輩は、さらに続ける。
拍子抜けした。
私は、シロ先輩が認めてくれるものだと思っていた。
それなのに、否定も肯定もしない。
私が混乱していると、シロ先輩は困ったように笑った。
「まぁ、ちゃんと話をするから、とりあえず飯を食え」
私は言われるままにスプーンを手に取った。
シロ先輩は、私が食べ始めたのを確認して自分も食事を始める。
結局何も話さないまま食事は終わった。
食後のコーヒーを飲んでいる間も、シロ先輩は黙ったまま。
私はとうとう我慢できずに声をかけた。
「あの。どうだろうって、どういう意味ですか?」
シロ先輩はコーヒーを一口飲み、静かにカップを置いた。
「お前には悪いんだけどさ」
そう言って、申し訳なさそうに頭を掻く。
「そのシロヤギっての、よくわからなくて」
シロ先輩は苦笑いを浮かべていた。
その表情は、とても冗談を言っているようには見えない。
私はシロ先輩の言葉を頭の中で反芻する。理解しようとするが、なかなか上手くいかない。
シロ先輩は、そんな私の状態を確認しつつ、言葉を選ぶように話し始めた。
「シロヤギの話を聞いた時、他人の思い出のはずなのに、妙にその光景が頭にありありと思い浮かんだ。俺はその話を知ってると思った。だけどお前に確認すると、前にも聞いたことのある話だって言われて。それで、ああ、そうか。だから知っていたのかって納得したんだ」
私は黙ってシロ先輩の話を聞く。シロ先輩は、さらに続ける。