アンコールはリビングで
「んふ……湊……おはよ……」

くすぐったかったのか、凪がゆっくりと長い睫毛を揺らして目を覚ます。

潤んだ瞳が俺を捉えると、彼女は昨夜の熱を思い出したようにふわりと微笑み、俺の首元に腕を回してすりすりと甘えてきた。

「おはよう。……よく眠れたか?」

「うん……すっごくよく眠れた。湊の匂い、落ち着く……」

「そりゃよかった。……俺は、凪が可愛すぎてあんま寝てねぇけど」

「っ、もう……朝からそういうこと言わないの」

顔を真っ赤にして俺の胸をぺしっと叩く彼女の手を捕まえ、俺は指の間に自分の指をゆっくりと滑り込ませて、手のひら同士をしっかりと繋ぎ合わせた。

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