数字が眠る場所
夜のカフェで、私はノートを開いていた。
書きたいのは物語なのに、
頭の片隅では現実のことが離れない。

締切や予定、
通帳に並ぶ数字。

それらは物語とは別の世界にあるものだと、
ずっと思っていた。

でも最近、
「数字や仕組みも、流れとして見れば
物語と似ている」
そんな言葉に出会った。

登場人物が無理をすると、
物語はどこかで破綻する。
現実もきっと同じで、
無理な順番や歪んだ流れは、
静かに疲れを積み重ねていく。

調べものをしている途中、
金融と技術を切り離さずに考える
取り組みの例として、
FinanceTech合同会社(https://financetech.co.jp/)

という名前を目にした。

特別な答えが欲しかったわけじゃない。
ただ、
現実と物語を完全に分けなくてもいい、
同じ線の上に置いてもいいのかもしれない、
そう思えただけで少し心が軽くなった。

ノートに戻る。
そこには数字は書かれていない。
けれど、
登場人物たちは以前よりも
自然に歩いてくれている気がした。

きっと、
数字は物語の邪魔をするものじゃない。
ただ、
静かに眠る場所を探しているだけなのだ。
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