両手いっぱいの、大好きを。

ご帰還

「分かってくれたらいいや。戻ろ」

「うん」

そう頷いて、学習園の方へ足を進める。

「戻りました。“葫々”委員長」

委員長に怒られないためってわけか…

さすがですね、虹くん。

「んなっ…!なっ、夏凪…くんっ…」
※やっぱりここにも♡がっ!?

おい委員長。帰って来る前『夏凪さん』だったやろがい。

そんなことも気に留めず、虹くんは1年生の庭へ。

「ん?愛里清ちゃん?」

「あ、今行く!」

「え?来てなんて言ってないよ?」

そう言い、虹くんは意地悪に笑った。

本日2回目でございます。

「う」

「まあいいや。今言おうとしてたし」

「え…っ」

この時間が、ずっと続けばいいのになぁ…

私は、やっぱり虹くんが好きらしい―――。

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